草むらや公園などでいろんな種類のバッタを目にすることができます。

その中でも圧倒的な存在感を誇っているのがトノサマバッタです。

仰々しい名前に加え、その体長の大きさも目を引きます。

そこで今回は、トノサマバッタについて紹介していきたいと思います。

バッタの種類!トノサマバッタの生態とは?

日本全国に分布しているバッタの1つです。

乾いた荒地や草丈の低い草原を歩いていると、勢いよく飛び出してくるため、驚かされることがあります。

別名は、ダイミョウバッタとも言います。

きれいな緑色で、濃い茶色と白色のまだら模様の翅をもつのが特徴です。

日本のバッタの仲間の中では最も大きなものです。

個体差はありますが、メスがオスよりも大きいので見分けることは簡単です。

頭部から腹部前半と後脚腿節が若草色の緑色型ですが、全身が枯草色の褐色型を見ることができます。

エノコログサやススキなど、イネ科の植物の葉を好んで食べます。

バッタ 種類 トノサマバッタ

通常年2回程度発生し、6月から11月上旬まで見られますが、盛夏から初秋に個体数が多くなります。

飛び方は力強く直線的ですが、着陸するときには空中で羽を緩やかに上に閉じて急降下します。

飛翔力はバッタ類の中でも群を抜いて強く、一回の飛翔で50m~100m程度は平気で飛びます。

通常は単独で行動し、生息する環境を離れることはなく、これを孤独相と呼びます。

単位面積あたりの生息数が限界を超えると、群生相と呼ばれる相変異を起こし、

集団で長距離を移動するようになります。

これがいわゆる飛蝗で、字面からイナゴの大群と呼ばれることが多いです。

しかし、その正体は実はトノサマバッタで、農耕民族の間で古くから恐れられてきた現象です。

中央アジアから中国大陸、アフリカなど大陸内陸部の草原では、現在でも発生しているそうです。

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まとめ

トノサマバッタの別名がダイミョウバッタだったとは、まったく知りませんでした。

その名に負けぬ体長の大きさがあり、メスがオスよりも大きいことにも驚きました。

殖え過ぎた場合には、群れを成して飛ぶこともあるそうです。

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